【動画】ヴィック・ロー「全ポジションで力に」キングス入団会見で決意


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笑顔で手を取り合うヴィック・ロー(中央)と安永淳一GM(左)と桶谷大HC=5日、沖縄市のレフ沖縄アリーナbyベッセルホテルズ(喜瀬守昭撮影)

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは5日、新たに入団した元千葉ジェッツのヴィック・ローの会見を沖縄市のレフ沖縄アリーナbyベッセルホテルズで開いた。ローは「キングスという偉大なチームでプレーできることを誇らしく思う。1番から5番(すべてのポジション)をこなせる力を期待されているし、それが自身の長所だ。例えば、ジャック・クーリーが欠場しても5番としてリバウンドを狙えるような、誰が欠けてもチームのピースとして戦える存在になりたい」と決意を述べた。

 1995年12月生まれ、アメリカ出身。201センチ、94キロ、ポジションはスモールフォワード、パワーフォワード。NBAのオーランド・マジックやオーストラリアのNBLなどでプレーし、2022―23シーズンから千葉Jに加入。1試合平均17・1得点、8・1リバウンド、3・0アシストを記録した。昨季のキングスと千葉JとのチャンピオンシップファイナルのGAME1では、オーバータイムにもつれ込む3点弾を決めるなどキングスの前に立ちはだかった。

 安永淳一GMは「キングスをさらにアップグレードするため、外国籍選手の中で一番取りたかった。それ以外にも、人間としてキングスの一員になってほしいと思える人柄にほれ込んだ」と思いを込めた。

 桶谷大HCは「バスケットに必要なスキルをすべて兼ね備えており、どれをとっても一級品。外からもプレーできる選手で、ジャック・クーリーやアレン・ダーラムとの相乗効果も出てくるはずだ」と期待した。
 (名波一樹)