スク水揚げ“大漁” 奥武島歓喜「海のボーナス」


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水揚げしたばかりの新鮮なスクをかごに移し替える女性たち=1日、南城市玉城の奥武島(具志堅千恵子撮影)

 【南城】南城市玉城の奥武島で1日、スク(アイゴの稚魚)が水揚げされた。島の漁師らが午前7時ごろから海へ繰り出し漁を行い、最初に港に帰ってきた船は約200キロのスクを持ち帰った。「海のボーナス」とも呼ばれるスクは銀色にきらきら輝き、島は喜びに包まれた。

 港では女性たちがスクをかごに移し、手際よく計量、小分けして販売した。奥武島のスク漁は毎年旧暦6月1日、7月1日の前後に行われるが、ことしの旧暦6月1日前後は収穫がなかった。中本時枝さん(60)は「(旧暦の)6月には取れなかったから、きょうはひと安心。ちゃんとした『ボーナス』になりそう」とほっと一息ついた。

銀色に光り輝くスクを水揚げする漁師=1日(具志堅千恵子撮影)