早朝、基地からサイレン 市民から苦情殺到 普天間


この記事を書いた人 平良 正

 【宜野湾】26日早朝、米軍普天間飛行場から警報(サイレン)が鳴り響いているとして、宜野湾市基地渉外課や市消防本部に周辺住民から「不安だ」「北朝鮮関係か」などという問い合わせが殺到した。市の問い合わせに対し、沖縄防衛局は「普天間飛行場から『サイレンが午前4時に鳴った』と連絡があった」と回答した。

 米軍は「可能な限り速やかにシステムは修理される」と説明していることから何らかの故障があったとみられる。市は詳細な情報提供を求めている。

 市の基地被害110番に寄せられた電話は同午後3時までに17件に上った。複数の住民によると、サイレンのような音は午前6時すぎまで続いた。幅広い地域から苦情が寄せられており、広範囲に鳴り響いていたとみられる。通報は市消防本部に4件、宜野湾署にもあった。