勇壮演舞、チムドンドン 一万人のエイサー踊り隊


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「一万人のエイサー踊り隊」で、元気よくエイサーを披露した出演者=5日、那覇市の国際通り

 第24回一万人のエイサー踊り隊(主催・夏祭りin那覇実行委員会)が5日午後、沖縄県那覇市の国際通りで行われた。今年は「伝統VS創作」をテーマに掲げ、各地域の青年会や職場のサークルなど62団体約4千人が勇壮な舞いを披露し、県内外から訪れた延べ7万8千人(主催者発表)の観客を魅了した。昔ながらの伝統的なエイサーと、ポップな曲に乗せたエイサーが競演した。

 演舞は、パレットくもじ前広場からさいおんスクエア前広場までの区間の10カ所で披露された。気温30度を超える中、多くの見物客が詰め掛け、伝統衣装に身を包んだ演者の力強い舞いに熱視線を送った。

 チーム「宇栄原太鼓」で創作エイサーを踊った具志祐希さん(28)は「チムドンドン(胸がどきどき)した。小4からエイサーをしてきたが、年を重ねるたびに違った表現ができる」と話し、充実感に満ちた表情を見せた。

 富山県から訪れた松原宏樹さん(54)は「迫力がすごくてリズム感もあった。富山の情緒的な伝統の踊りとは対照的だった」と話した。