社会

“沖縄初”に長蛇の列 客あふれ、入店諦める人も セブン―イレブン開店

 コンビニ最大手のセブン―イレブンが全国唯一の「空白県」だった沖縄で11日開業し、各地の店舗には早朝から多くの客が押し寄せた。駐車場や入り口では店員らが誘導作業に追われ、店内はわれ先に目当ての商品を買い求めようという客であふれかえった。


目当ての商品を手に取り、レジに並ぶ買い物客ら=11日午前7時15分ごろ、那覇市のセブン―イレブン那覇松山1丁目店(大城直也撮影)

新たにオープンしたセブン―イレブンを訪れる玉城ティナさん(左)と、フリーアナウンサーの屋良歩さん=11日、豊見城市

 沖縄出身の人気モデル・玉城ティナさんが11日、ニッポン放送のオールナイトニッポンiの企画で、セブン―イレブン沖縄の店舗を巡った。映像をインターネットで生配信しながら、芸人のリップサービスやモデルアイドルOBPの小宮山裕子さん、綾聖(あやせ)さんらと県内店舗や沖縄の魅力を発信した。

 豊見城中央店を訪れた玉城さんは「沖縄の人の期待値の高さを感じて、わくわくする。手軽でおいしいものがたくさんある」とPRした。

 那覇市の国際通りOTSビル店では、同市の高校生大嶺翼さん(17)と石垣未来斗さん(17)が午前4時から並んだ。「沖縄初のセブンだから楽しみに来た。他のコンビニにない商品を買って、学校へ行く」と満足そうに話した。千円の福袋を二つ購入した会社員の上田和守さん(63)=那覇市=は「チラシを見て福袋が一番いいと思った。セブンは沖縄でも人気になると思う」と期待を込めた。

 午前7時の開店からひっきりなしに客が訪れたため、店員が入り口で「入場制限」する姿も。店内は一方通行で客がひしめいた。ガソリンスタンドを併設する北谷北前1丁目店では道路が混雑し、店員やフランチャイズ(FC)契約を結ぶりゅうせきの社員ら約60人が対応に追われた。

 糸満兼城サンプラザ糸満店では、山城菜津子さん(33)=糸満市=と生後5カ月の杏心(あこ)ちゃんが「セブンデビュー」。菜津子さんは「オープンを心待ちにしていた。気になる商品がたくさんあったので、これからも楽しみ」と笑顔を見せた。

 沖縄市の比屋定聖也さん(25)=会社員=は、仕事の途中で東風平JAおきなわ店を訪れたが、「レジが大行列だったので今日は諦めた。落ち着いた時にまた来たい」と残念そうに語った。長蛇の列や混雑する様子に苦笑いを浮かべて通り過ぎる人や、スマートフォンで撮影する姿も見られた。