つかの間の天体ショー!沖縄で部分月食を観測 


この記事を書いた人 問山栄恵
地球の影がかかり、欠け始めた月=17日午前5時14分、沖縄県浦添市

 17日早朝、南西の空に月面の一部が地球の影に隠れる部分月食が観測された。国立天文台によると、今回の月食は欠けた状態のままで西の地平線に沈んでいく「月入帯食(げつにゅうたいしょく)」という。

 雲が広がる空模様の沖縄県浦添市では午前5時1分から月が欠け始めたのが確認できたが、右上5分の1ほど欠けたところで厚い雲に覆われた。風が吹き雲が流れると月は顔を見せたが、5時半を過ぎたごろから再び雲の中へ隠れた。短時間の天体ショーとなった。

 月食は太陽、地球、月の順に三つの天体がほぼ一直線に並び、地球の影が月を覆って起きる。