県内各地でトックリキワタの花が見頃を迎え、秋の街や通りを華やかに彩っている。那覇市寄宮の佐久本政宏さん(77)宅では、見事な枝振りのトックリキワタが満開となった。
青空が広がった30日、鮮やかな桃色の花々が道行く人々の目を楽しませていた。
佐久本さんの父が50年以上前に植え、大切に育ててきた。「夏は大きな木陰で地域の人たちが一休みしていく。花も美しいが、若葉のころもきれいですよ」と佐久本さん。風が吹くたびに散っていく花びらを丁寧に掃き集めていた。
トックリキワタは南米原産。満開の様子がサクラと似ていることから「南洋ザクラ」とも呼ばれている。
英文へ→Floss silk trees in full bloom