第96回全国高校野球選手権大会(9日開幕・兵庫県の甲子園球場)に出場する沖縄尚学が4日、現地へ出発した。同日午前に那覇空港で開かれた壮行激励会には保護者や関係者らが参加し、2010年の興南以来となる夏の甲子園制覇に期待を寄せた。
会では県高校野球連盟の神谷孝会長が「大舞台を経験した対応力を発揮して、県勢2度目の夏の全国優勝を目指してほしい」と激励した。今春の選抜大会で準々決勝敗退の雪辱を誓い練習に取り組んで来た沖尚ナインは、一様に引き締まった表情を見せた。
赤嶺謙主将は「これまで積み上げてきたものを自信に変え、優勝を目指して頑張る。最後まで諦めず粘り強い野球で戦う」とあいさつし、大きな拍手を浴びた。
沖尚は5日、甲子園練習に臨み、6日の組み合わせ抽選会で初戦の相手が決まる。