渡嘉敷「集団自決」から70年 平和祈り慰霊祭


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犠牲者の冥福を祈り、手を合わせる参列者=28日、渡嘉敷村

 沖縄戦当時に渡嘉敷島で起こった「集団自決」(強制集団死)から70年の28日、渡嘉敷村の白玉乃塔で村主催の慰霊祭が開かれ、戦争体験者や遺族らが参加した。参列者は犠牲者594人が祭られた塔に手を合わせ、戦争を再び繰り返さないと誓った

 松本好勝村長は「恒久平和の誓いを新たにし、国立公園に指定された慶良間諸島、渡嘉敷島より平和を願う情報発信を続けて参ります」と式辞を述べた。前村長の座間味昌茂さんは遺族を代表して追悼の言葉を述べ、「戦争の悲惨さと平和の尊さを後世に引き継ぐことを約束する」と語った。村内の小中学生らが平和の詩を読み上げ、千羽鶴などを奉納した。