チャーギ


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 イヌマキ科で樹高15―20メートルに達する。硬い上、見た目が美しく、水湿にも耐え、シロアリなどの病害虫に強いため、沖縄では建築用材や家具、仏壇などに重宝されてきた。琉球王朝時代は貴重木として価値が高かった。県内では沖縄戦で多くが焼失、戦後も伐採された。建築材としては県内では入手困難で、全国でもスギやヒノキなどと比べ流通しておらず、経済的価値が低い木材と見なされている。他府県ではおけ類や屋根板などに利用され、一般に庭園樹・生け垣などに植栽されている。