【宮古島】三菱地所(東京都)などが開発し、世界的なホテルブランドのヒルトン(米国)が運営する「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」(沖縄県宮古島市平良久貝)が26日、グランドオープンした。ヒルトンが運営する県内6施設目で、離島では初めて。6月21日に開業し、一部のサービスを除いて営業していたが、グランドオープンに合わせて宴会などのサービスも開始した。
テープカットには関係者ら100人以上が参加。伊良部大橋が望めるエントランスで関係者がテープを切った。
棚町誠二総支配人は県内離島で初めてとなる同ホテルの強みについて「絶景のロケーションがヒルトンの中でも最大の武器になる」と強調。「お客さまも大切だが、島民とタッグを組んで島全体を盛り上げていけるようにしたい」と抱負を述べた。
ヒルトン日本韓国ミクロネシア地区のティモシー・ソーパー代表は、新型コロナの影響に触れ「パンデミックの勢いが薄れていく中、日本、特に宮古島の立地を考えると、ビジネスチャンスの驚くべき復活をフルに生かせる場所にいる」と期待した。
敷地面積は5万3909平方メートル、延べ床面積2万3368・43平方メートル。地上8階建てで客室は329室。四つのレストラン・バー、屋内外に五つのプールもある。婚礼施設のチャペルなども備えている。
(友寄開)