琉球海運や沖縄ピーシーをはじめとする港湾物流、製造、建設の業者関係者が28日、県議会に赤嶺昇議長を訪ね、大型事業の建設に使われるプレストレストコンクリート(PC)を中城湾港から移出する際にかかる輸送費の支援を要請した。
県内の港湾物流では、コンテナの多くが空となる「片荷輸送」が長年の課題となっている。要請した業者らは、中城湾港から県内で製造したPC製品を出荷する事業を計画しており、輸送コストの不利性を解消するための支援を訴えた。
要請書を手渡した琉球海運の比嘉茂専務=同左から6人目=は「(補助により)コストを下げることができ、2次産業の発展にもつながる」と述べた。赤嶺議長は「往復を活用できれば、県産品を出す意味でも良い」などと応じた。
(當山幸都)