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山内盛彬の功績伝える 胸像建立期成会 講演と謝恩の会


山内盛彬の功績伝える 胸像建立期成会 講演と謝恩の会 幕開けに「あおりやへが節」「しょりゑと節」を披露する王府おもろ謡きゅる保存会=1日、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館講堂
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 沖縄音楽の研究家・山内盛彬氏(1890~1986)の生誕133年を記念し「山内盛彬翁胸像建立期成会」(安仁屋眞昭会長)は1日、「講演と謝恩の会」を那覇市の県立博物館・美術館講堂で開いた。

 昨年10月に期成会を立ち上げ、今年1月に募金を実施した。その協力者らに向けて感謝を込め、盛彬翁の功績を知ってもらおうと企画された。湛水流伝統保存会を含む同会所属の7団体のうち5団体80人らが、盛彬作品などを披露した。

 第1部は琉球の古謡「王府おもろ」「クェーナ」、御座楽や湛水流の舞踊を披露。第2部は「山内盛彬翁の遺した功績」と題し、県立芸大音楽学部講師の三島わかなさんによる講話があった。最後は女声三部合唱に編曲した「ひやみかち節」などが披露され、来場者から盛大な拍手が送られた。

 後日、「蘇(よみがえ)る首里城を守る会」の久保田照子会長が、同会の安仁屋会長に10万円を寄付した。

(田中芳)