南城市佐敷出身で、難病のクローン病と闘いながらシンガー・ソングライターとして活動する佐久真良太が、来年5月12日午後5時半から南城市文化センターシュガーホールで「希望を届けるプロジェクトコンサート」を開催する。難病などの病気をはじめ、病に限らずさまざまな困難な状況にある人に、歌で元気や癒やしを届けたいと、コンサートに100人を招待する予定だ。
幼い頃から病弱で、13歳の頃に原因不明の難病のクローン病になった。入退院を繰り返す中、思うように学校に通えなかったことや、成人して仕事に就いても体が追いつかず、周囲に迷惑をかけているのではないかと、自分自身を肯定できずにいたという。
そんな中でも自身を支えたのが歌だったと振り返る佐久真は「歌が僕の生きる原動力になっていった。今度は僕自身が歌を通して、必要としている方たちに元気や癒やし、希望を届ける立場になりたい」と話す。
さらにコーラスグループを立ち上げ、希望を届けるコンサートを継続して開催することを目指している。佐久真は「痛みや悩みを抱えながら生きている人はたくさんいる。お互いを勇気づけ、やりたいことを応援し合えるような場所を作り一緒に歌を届けられたら。ポジティブな輪を広げていきたい」と語った。詳細は佐久真の公式SNSやブログから。問い合わせはQRコード、もしくは電話090(9783)0847(佐久真)。
(田中芳)