インド、バリ、琉球古典芸能の実演家による創作音楽舞踊劇「巡り合う ラーマーヤナの世界」が2月12日午後5時から、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール小ホールで開催される。沖印友好協会主催、バリィンディアジャパンによる公演。インドで誕生した長編叙事詩ラーマーヤナの新たな魅力を紡ぎ出す。
ラーマーヤナは、紀元前3世紀ごろにインドの詩人ヴァールミーキが編さんした、英雄ラーマ王子がシータ姫を助けるために魔王と戦う物語。インドネシア、タイ、ミャンマーなど東南アジア一帯の舞踊や演劇、彫刻などに影響を与え、幅広く普及している。ラーマ王子は「西遊記」の孫悟空のモデルともいわれる。
バリガムラン&舞踊グループ「マタハリ・トゥルビット」の與那城常和子は「インドと似ている点、似ていない点をいかに融合させるか楽しみながら創り上げている」と語る。
インド古典舞踊の直原牧子は、大ヒット映画「RRR」などにも触れ、「古典は崩さずにエンターテインメント性のある舞台になっている」と話した。
チケットは一般3千円、大学・高校生2500円、中学生以下千円。当日は500円増。問い合わせ、予約は同協会、電話098(982)5951。オンライン予約はQRコードから。