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撮り続けた海、一堂に 古谷千佳子さん 恩納で写真展


撮り続けた海、一堂に 古谷千佳子さん 恩納で写真展 古谷千佳子さんの作品(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 当銘 千絵

 海と、海に関わる人々を中心に撮影している「海人(うみんちゅ)写真家」の古谷千佳子さん(読谷村)の写真展「Live in the sea 海に生きる」が、恩納村のザ・ムーンビーチ内にあるシーサイドギャラリーで開催されている。活動30周年記念企画の一環。4月7日まで。

 沖縄の美しいサンゴ礁や命を育む全国の藻場をはじめ、その海で働く海人や海女の姿を写した作品など、1990年代からカメラに収めてきた写真を一堂に展示する。

 古谷さんは「海は生命のゆりかごであり、沿岸の大切な漁場でもある。沖縄では当たり前のように身近にある海が、私たち人間や動植物の命をつなぐのに必要不可欠で大事な存在だと知ってもらいたい」と語り、多くの来場を呼び掛けた。

 17日午後1時半からは同ギャラリーで、三重県志摩半島の海女・山下真千代さんや、恩納村漁業協同組合の仲村英樹参事らをゲストに迎え、「沖縄海人・全国の海女を通して『里海』の世界を見つめる」をテーマに講演会とトークセッションを実施する。入場無料。

 (当銘千絵)