王朝の調べ、AIで彩り 首里城で「帰納する音楽会」 きょう新報ホールで公演 沖縄


王朝の調べ、AIで彩り 首里城で「帰納する音楽会」 きょう新報ホールで公演 沖縄 首里城復興を祈念して世誇殿で奉納演奏する日本フィル弦楽四重奏団と県立芸大の学生=23日、那覇市の首里城
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 琉球古典音楽とクラシック音楽が共演する「帰納する音楽会」(主催・日本フィルハーモニー交響楽団)のサテライト公演が23日、那覇市の首里城世誇殿(よほこりでん)で開かれ、日本フィル弦楽四重奏団と琉球古典音楽を学ぶ県立芸大の学生が、琉球古典音楽「揚作田節(あぎつぃくてんぶし)」を組み込んだ作品「Open Leaves(オープンリーブス)」などを演奏した。

 メディアアーティストの落合陽一さんが手がける、生成AIによる映像が演奏とコラボレーションした。首里城復興を祈念して奉納演奏された。 公演を鑑賞するために東京都から訪れた60代女性は「沖縄の歴史のある音楽と西洋音楽が交わるんだと感じた。映像もすてきだった」と話した。

 「帰納する音楽会」サテライト公演の最終公演は24日午後2時、琉球新報ホールで開かれる。当日券もある。チケットの購入は、販売サイト「teket(テケト)」から。

 (田中芳)