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特別感ある夜演出「BABYQ」 青葉市子と岸田繁コラボ 沖縄


特別感ある夜演出「BABYQ」 青葉市子と岸田繁コラボ 沖縄 コラボを披露する青葉市子(左)とくるりの岸田繁=6月2日、沖縄市のミュージックタウン音市場
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子

 弾き語り形式の回遊イベント「BABYQ」の沖縄場所が6月1、2の両日、沖縄市のミュージックタウン音市場であった。1日はシンガー・ソングライターの折坂悠太とZAZEN BOYSのギターボーカル向井秀徳、2日はシンガー・ソングライターの青葉市子とくるりのギターボーカル岸田繁が出演。特別感ある夜のひとときを演出した。2日の公演を取材した。

 ほの暗いステージに青葉が登場。沖縄民謡を解釈して作った新曲や「テリフリアメ」「海辺の葬列」などで、美しい歌声と柔らかなクラシックギターの音色を響かせ、会場の空気がほぐされていった。沖縄でアルバム「アダンの風」を制作した青葉。「沖縄に着いた瞬間に体が大喜びしてます」と語り、「アダンの島の誕生祭」を歌い上げた。

 8年ぶりの沖縄という岸田は「デルタ」「ワンダーフォーゲル」などのくるりのナンバーをアコースティックで歌い、“岸田節”を会場に行き渡らせた。沖縄で活動していたバンド、ローザ・ルクセンブルグの「橋の下」のカバーも歌った。コラボでは2人の音が重なり合いながら、くるりの名曲「ばらの花」を披露。外の雨音も加勢し、幻想的な空間を生み出した。

 1日は折坂と向井の出演で会場を沸かせた。

 また、くるりは8月31日にミュージックタウン音市場でライブを予定している。
  (田吹遥子)