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胡弓受験者、全員が合格 最高・優秀・新人<琉球古典芸能コンクール>


胡弓受験者、全員が合格 最高・優秀・新人<琉球古典芸能コンクール>
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 第58回琉球古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の胡弓新人・優秀・最高部門の審査が11日、那覇市の琉球新報ホールで行われた。新人部門は6人が応募、受験して全員が合格した。優秀部門は4人が受験して全員が合格した(応募者は5人)。棄権1人。最高部門は3人が受験して全員が合格した(応募者は4人)。棄権1人。3部門ともに合格率は100%。

 合格者は次の通り。(敬称略)

 【新人部門】望月繁(静岡県)髙橋晶子(那覇市)鈴木秀幸(愛知県)久保田栄子(八重瀬町)鴨澤友美(宜野湾市)玉城克也(豊見城市)

 【優秀部門】キャスリーン・オオシロ(米国ハワイ州)金城健(中城村)蟹江真咲(石垣市)坂口織恵(千葉県)

 【最高部門】唐木麻子(那覇市)橋本菜穂子(東京都)柳沢乙穂(神奈川県)

審査講評

弓、一部でなく大きく使って

 全体的に落ち着いていてよかった。ただ、全部門で弓の一部だけを使って弾く人が多かった。弓を短く使っているので音が雑に聞こえる。歌に合わせて弓を大きく使って演奏した方がいい。手首の使い方も研究が必要。新人では、つぼがずれている人が多かった。優秀に向けて直してほしい。

 優秀では姿勢がよくない人がいた。胡弓は楽器が小さいので体が目立つ。堂々と胸を張って演奏を。音楽についていくのがやっとという人もいたので、もっと弾きこなして。優秀、最高では二揚げで中弦の調弦ができていない人がいた。調弦の音をしっかり確認してほしい。

(伊禮薫、川平賀道、島袋菊江、嶺井敦弘、柳アリソン徳子)