東村パイン地ビール銅賞 酸味と風味広がる 沖縄市「フィルブリューイング」


東村パイン地ビール銅賞 酸味と風味広がる 沖縄市「フィルブリューイング」 インターナショナルビアカップで銅賞を獲得した地ビール「パパパパイナポー」
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 【東・沖縄】沖縄市の一番街で、クラフトビールを醸造する「フィルブリューイング」(武井祐揮代表)が東村産パインを使用して開発した「パパパパイナポー」が、日本地ビール協会主催のインターナショナルビアカップ2023で、ベルリナーヴァイゼ部門の銅賞を獲得した。ブレークダンサーで、独学でビール醸造を始めたという異色の経歴を持つ武井代表(38)が開発した地ビールで、酸味とパインの風味が広がる味わいに仕上がった。

東村パインを使った地ビールで、銅賞を獲得したフィルブリューイングの武井祐揮代表=12日、沖縄市

 神奈川県出身の武井代表は今年6月にビールの酒造免許を取得し、オリジナルビールの開発をしてきた。受賞したパパパパイナポーは、東村産で甘みと酸味のバランスが良いNパインを使用し、大麦と小麦をブレンドした逸品。武井代表は「出品して受賞を目指してはいたが、びっくりした。とにかくうまいビールを造ろうと思っていた」と喜びを語った。
 フィルブリューイングの店舗では、受賞したビールが試飲できる。飲食店など他の事業者から委託を受けたOEM(委託醸造)も請け負っている。営業時間は午後5時ごろ~同8時ごろ。週末は午後11時ごろまで営業。店舗の問い合わせは、電話098(952)6921。 (池田哲平) 



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