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与那国では「防災訓練」と連携 自衛隊が11月、沖縄などで最大規模の統合演習 米軍も倍増、1万人参加に


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与那国では「防災訓練」と連携 自衛隊が11月、沖縄などで最大規模の統合演習 米軍も倍増、1万人参加に 自衛隊の車両が並ぶ中城湾港(2022年11月、日米共同統合演習)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 防衛省統合幕僚監部は27日、11月10~20日に県内などで最大規模の実動演習「自衛隊統合演習(JX)」を実施すると発表した。中城湾港を使用した部隊展開訓練や宮古島市の保良訓練場などで電磁波作戦訓練、米軍の出砂射爆撃場(渡名喜村入砂島)の実弾射撃などを予定している。自衛隊員約3万800人が参加する。前回の米軍の参加は約5800人だったが、約1万人に増える。
 実動のJXは9回目。全国で車両約3500両、艦艇約20隻、航空機約210機が稼働する。県外では鹿児島県の奄美空港や徳之島空港などを使い、自衛隊施設が使用できなくなった場合の代替地として民間空港に戦闘機が着陸する訓練を行う。米軍は対艦攻撃訓練などに参加する。
 那覇基地では後方拠点を設置して島しょ部からの負傷隊員を受け入れる衛生訓練、攻撃を受けた滑走路を復旧する訓練を行う。北海道の美幌駐屯地からC2輸送機で16式機動戦闘車(MCV)を輸送する。MCVは陸自那覇駐屯地の基地警備訓練に使用する。久米島町や徳之島で負傷者が出たと想定してヘリなどで運ぶ。
 与那国町では、11月12日に町が主催する防災訓練に連携して参加。大地震と津波を想定した訓練で、駐屯地や水陸機動団(水機団)が参加して自衛隊のボートやヘリなどで住民を救出する内容で調整している。水機団の水陸両用車を持ち込む予定はない。町関係者によると、与那国中学校の体育館で自衛隊の装備品を展示する。
 このほか、勝連分屯地や白川分屯地、宮古島駐屯地、米軍の那覇港湾施設(那覇軍港)、嘉手納基地などを使用する。 (明真南斗、照屋大哲)