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「首里石鹸」と瑞泉酒造 酒かす配合、5商品 泡盛でスキンケア


「首里石鹸」と瑞泉酒造 酒かす配合、5商品 泡盛でスキンケア 瑞泉酒造の泡盛(左)の酒かすを配合した「首里石鹸」のスキンケア商品
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 「首里石鹸(せっけん)」を展開するコーカス(那覇市)と瑞泉酒造(同)は30日、泡盛の製造過程で出る酒かすを配合したスキンケア商品5種の完成を発表した。「泡盛の日」の11月1日から首里石鹸ギャラリーショップなどで順次発売を始める。アミノ酸やクエン酸が豊富に含まれる酒かすと、カーブチーなど沖縄天然素材を掛け合わせ、保湿性に優れた商品が出来上がった。

 瑞泉酒造が酒かすを廃棄せず有効活用する方法を沖縄銀行鳥堀支店に相談したところ、コーカスとの取引がある同行牧志支店・壺屋支店を通じてマッチングに至った。

 新商品は洗顔石鹸、化粧水、美容液、乳液、ハンドクリームの5種。沖縄の天然素材をふんだんに使用した美容成分に、カーブチーの香りや酒かすを加えた。

 30日の発表会見で、コーカスの緒方教介社長は「保湿性の高いものを作りたいと考えていたところに(酒かすが)ミラクルフィットした。スキンケアから泡盛を知ってほしい」と話し、瑞泉酒造の佐久本学社長は「酒かすがスキンケアという形で生まれ変わり驚いている。スキンケア以外の方向にも発展する一歩になる」と述べた。

 (當山幸都)