イオングループの利益の一部を原資に環境・社会貢献活動などを展開する公益財団法人「イオンワンパーセントクラブ」(千葉市、森美樹理事長)は3日、2019年に焼失した首里城正殿などの復興支援金として県に1億円を寄贈した。
イオンでは19年11月に首里城支援プロジェクトを発足し、5年間で5億円の支援を表明。イオンワンパーセントクラブは今回を含め総額4億1千万円を寄付している。グループではこれ以外にも店頭募金に加え、クレジットカードや電子マネーのポイントを活用した募金などを展開している。
3日、那覇市の首里城公園で贈呈式が開かれ、森理事長から玉城デニー知事に目録が贈られた。
森理事長は「首里城が立派に復興し、世界中の多くの人が沖縄に来ることを祈っている」とあいさつ。玉城知事は「多くの皆さまのご支援ご協力で復興は着実に進んでいる。寄付金を活用することで、復興はもとより、象徴される歴史や文化も掘り起こし、未来へ継承させる取り組みを進めたい」と支援に感謝した。
この日は首里城のポスターコンクールの表彰式も開かれた。入賞作品など49点は7日まで同公園内首里杜館で展示されている。
(小波津智也)