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海外テック企業も商機に期待「日本でのサービス展開の一歩に」 リゾテックエキスポ、過去最多188件が出展


海外テック企業も商機に期待「日本でのサービス展開の一歩に」 リゾテックエキスポ、過去最多188件が出展 初出展の台湾アジアボッツ社商品開発部のエマ・チャン氏(写真右)とケビン・ホン氏=9日、沖縄市の沖縄アリーナ
この記事を書いた人 琉球新報社

 9、10の両日、沖縄市の沖縄アリーナを主会場にで開催されている国際的なIT展示商談会「リゾテックエキスポ2023 in Okinawa」には、国内外から過去最多188が出展している。県内外から訪れた来場客が最新のテクノロジーを体験。コロナの影響で昨年までは海外からの参加が難しい状況だったが、今年は韓国、台湾、ベトナムから10社が参加し、県内事業者らと商談を交わした。海外からの出展者からは「これから日本でも事業を展開したい」と前向きな声も上がった。

 AI(人工知能)を活用した自動通話や無人コンシェルジュなど顧客サービスの開発を手掛ける台湾のアジアボッツ社のエマ・チャン氏は「沖縄、日本とのつながりを持ついい機会だ。現在は台湾国内のみ展開しているが、今回の出展を機に日本でのサービスを始めるための一歩としたい」と意気込んだ。

 そのほか、韓国の貿易促進・投資誘致を図る大韓貿易投資振興公社(KOTRA)などが出展した。

 会場では県内大学、専門学校などの取り組みを紹介するパネル展示や最新のIT技術を体験できるワークショップなども実施され、学生らの姿も多く見られた。学生らは会場内のブースを回り、県外、海外の出展企業らと交流した。

 実行委員会によると、今年はIT以外の業種の参加も多く、年代や国、業種を超えた交流が生まれた。(普天間伊織)