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「自分の限界、自分で決めない」企業で活躍する女性80人、那覇で交流会 沖縄


「自分の限界、自分で決めない」企業で活躍する女性80人、那覇で交流会 沖縄 女性のキャリアアップや働き方改革などを話し合った第2回企業で働く女性の交流会=7日、那覇市の沖縄セルラー電話本社
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 沖縄の女性が学び、支え合えるネットワークを広げようと、第2回企業で活躍する女性の交流会(損保ジャパン沖縄支店主催)が7日、那覇市の沖縄セルラー電話本社ビルで開かれた=写真。女性を中心に県内企業の社員、管理職ら約80人が参加。女性育成の具体策や仕事と家庭の両立についての講演を聴き、グループで対応を話し合った。

 講演で、損保ジャパンキャリアビューローの小坂佳世子社長は多様で柔軟な働き方の推進など女性活躍の取り組みを紹介し、「女性は100%できる自信がないと昇進を受けない場合があるが、自分の限界を自分で決めないでほしい。常に好奇心を持ってチャレンジしてほしい」と訴えた。

 琉球銀行の多嘉良尚子人事部長はキャリアアップの秘訣(ひけつ)として「周りの仕事を認識し、一つ上のクラスの仕事を意識することが重要だ」と述べ、「自信のなさがつきまとっていたが、開き直りも大事。自分の強みを伸ばそう」と呼びかけた。

 琉球新報の島洋子取締役統合編集局長は子育て中に夜勤をした経験などを語り、「両立は大変だが働き続けていれば仕事を通して社会に貢献できる。子育ても楽しんでほしい」と述べた。

 グループワークでは、性別役割分担の意識を変えて男性を育児に参画させる方法や社内アンケートで支援策を募った事例などが話し合われた。