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パティシェの辻口氏が手がけたショコラ「琉球」、世界最大級の祭典で金賞 黒糖や豆腐よう、沖縄の伝統食材ふんだんに


パティシェの辻口氏が手がけたショコラ「琉球」、世界最大級の祭典で金賞 黒糖や豆腐よう、沖縄の伝統食材ふんだんに ショコラ「琉球」。左から順に「No.1 黒糖」「No.2 豆腐よう」「No.3 琉球紅茶」「No.4 島胡椒ハイビスカス」として、県産の食材が使われているボンボンショコラ
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ショコラトリー「ル ショコラ ドゥ アッシュ」(東京都)代表でパティシエ・ショコラティエの辻口博啓氏=フランス・パリ(PRTIMES提供写真)

 世界的なパティシエ・ショコラティエの辻口博啓氏が手掛けたショコラ「琉球」がこのほど、フランスのパリで開かれた世界最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」のショコラ品評会で金賞に輝いた。県産の黒糖や豆腐ようなど沖縄の伝統食材を使用した4種類のボンボンショコラで、祭典では約1千個が完売した。

 銀座を中心にショコラ専門店「ル ショコラ ドゥ アッシュ」などを構える辻口氏は、数年前に沖縄に来た際、琉球料理や土産物といった形で琉球王国時代の食文化が残っていることに感銘を受けたという。辻口氏は「沖縄の食材は力強い。他の食材と組み合わせることで新しい食文化が創造され、沖縄の活性化につながるのではないか」と話した。

(玉寄光太)