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沖縄の観光客予想「202万人」 県内11~1月 国内はコロナ前に近い水準


沖縄の観光客予想「202万人」 県内11~1月 国内はコロナ前に近い水準 那覇市内(資料写真)
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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は30日、11~1月の入域観光客数が前年同期比13.3%増の202万人となる見通しを発表した。コロナ前の2019年度同期比では11.5%減となる。各種イベントの通常開催や離島直行便の高需要、修学旅行シーズンなどから、国内入域客はコロナ前と同等の水準で推移するとみられる。海外入域は特に台北、仁川、香港路線で予約が堅調に推移しており、空路はコロナ前の7割程度の水準まで回復する見込みだ。

 11月の入域見込みは69万人。国内空路客は19年度同月比0.7%増の60万人を見込む。特に東京、大阪発の沖縄路線の需要が高く、修学旅行客も19年度に近い水準で推移している。海路は2千人とする。海外客は30日からジェットスター・アジア航空のシンガポール路線が週3便で復便したことなどから、空路は7万6千人を見込む。海路は6回の寄港で1万2千人となる見通し。

 12月の入域見通しは67万1千人。国内空路客は19年度同月比2.5%増の58万人を見込む。海路は4千人。海外空路客の入域は8万3千人で、海路は4千人となる見通しとなる。

 1月は65万9千人の入域を見込む。国内空路客はコロナ前の19年度同月比1.5%増の54万人とする。海路は3千人となる見通し。海外客は同19.6%減の9万8千人で、海路入域は1万8千人を見込む。

 需要低迷により中国国際航空が12月20日まで北京線を、上海吉祥航空が12月31日まで上海線運休を発表しており、中国本土路線の回復も課題となっている。

(與那覇智早)