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ゆがふHG売上高297億円 9月期 13%増、建設業堅調


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 ゆがふホールディングス(浦添市、前田貴子社長)は8日、グループ5社の2023年9月期決算を発表した。グループ5社の単体合計ベースの売上高は前期比13.1%増の297億4730万円で、経常利益は同23.8%増の17億7520万円、当期純利益は同38.3%増の9億9678万円で増収増益となった。

 建設業の屋部土建は売上高が前期比4.6%増の235億6640万円、純利益は同13.8%増の10億4737万円の増収増益。浦添総合病院の移転などの大型工事を手がけたことが要因。

 ホテル業の前田産業は売上高が前期比74.6%増の39億2506万円、純損失は1億5466万円だった。観光客の戻りから回復基調となったものの、人手不足や原油、原材料価格の高騰などが影響し、コロナ前ほどの利益確保には至らなかった。

 ビルメンテナンス業のゆがふファシリティは、売上高が前期比91%増の9億7014万円、純利益は同50.1%増の4763万円だった。ゆがふBizタワー関連など固定管理業務や営繕工事受注の増加などがあった。

 住宅建築.不動産事業のシャングリラは建築費の高騰や円安、インフレなどの影響を受け、売上高が前期比51.1%減の2億208万円、純利益は同10.3%減の1432万円だった。

 24年9月期の5社の目標は、売上高が337億3014万円、経常利益が21億828万円、当期純利益は14億8153万円とした。

(與那覇智早)