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「閉鎖」駐車場で宿泊提供 ブッシュキャンプ 沖縄進出 浦添大公園で夜景満喫


「閉鎖」駐車場で宿泊提供 ブッシュキャンプ 沖縄進出 浦添大公園で夜景満喫 キャンピングカーを活用したサービスを展開するBush Camp。写真は山梨県の甲斐ワイナリー(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 當山 幸都

 キャンピングカーを活用し、従来は泊まることのできない場所での宿泊サービスを提供しているBush Camp(ブッシュキャンプ、東京)は12月から、浦添市の浦添大公園でのプラン提供を始めた。市などの協力を得て、駐車場の一角に宿泊スペースを確保した。県内屈指の夜景スポットとして知られる大公園の展望台から、眺めを満喫できる。

 ブッシュキャンプは関東を中心に、北海道や関西などでも同様のサービスを展開し、沖縄では浦添が初進出。夜間は閉鎖される施設の駐車スペースに着目し、サービス化を通じて土地所有者にも利用料が入る仕組み。宿泊地周辺での滞在を通じた消費喚起につなげることも狙う。

 県内では、世界遺産の施設駐車場や古宇利島の民間施設でのサービス提供も計画している。

 滞在可能時間は午後4時から翌朝8時で、利用料金は4400円。車中泊のスペース代なので自家用車にも対応。持ち込みの飲食はできるが、バーベキューなどの火器の使用は不可。

 県内でサービスを担当する県出身の牧門和輝さんは「素通りされがちな地域での宿泊を通じてお金を落としてもらえるよう、さまざまなサービス開発をしていきたい」と語った。

 現在、キャンピングカー付きで1泊1万5千円の体験イベントを実施中。サービスの問い合わせや詳細はブッシュキャンプのウェブサイトから。

 (當山幸都)