帝国データバンク沖縄支店が6日発表した2月の県内企業倒産(負債額1千万円以上)は6件で、負債総額は4億1100万円だった。前年同月から2件増、総額は13.8%減だった。
主な倒産は韓国の食品やコスメなどを扱う「コリアマート」を展開していたZEN(宜野湾市)など。要因別では不況型倒産が5件、経営者の病死による倒産が1件だった。
同支店の景気動向調査によると、2月の県内の景気DIは57.3で、11カ月連続で全国1位だった。スポーツキャンプが好調だったことなどが下支えした。担当者は人手不足が続いているほか、新型コロナウイルス関連の「ゼロゼロ融資」の最後の返済ピークを4月に迎えることから、関連の倒産が「高水準となる可能性がある」と指摘する。
(當山幸都)