「トラガール」と呼ばれる女性のトラックドライバーが全国的に増えている。西原町で配送業を営む金城隆子さん(49)は、女性が安心して働ける環境づくりに力を入れている。
2003年に夫婦で会社を立ち上げたが、創業1年後に夫が病死。経営も配送業も未経験の金城さんが、3歳と1歳の息子2人を育てながら社長として会社を切り盛りした。県トラック協会女性部会の部会長も務め、女性の活躍を後押ししている。
「配送業にとどまらず幅広く事業を拡大することで、子育て中の女性や年齢を重ねた熟練ドライバーも自分のペースで働けるようにしたい」と、スムージーやスープの販売店を昨年宜野湾市にオープンした。今年1月には清掃業も新たに立ち上げている。「トラックドライバーは男性の仕事というイメージを持つ人も多いかもしれないが、そんなことはない。女性にもどんどん挑戦してほしい」と強調した。
(普天間伊織)