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トラベルアワード 多様性や環境取り組み パームとLagoon表彰


トラベルアワード 多様性や環境取り組み パームとLagoon表彰 部門賞の表彰状を受け取った高倉直久副社長(左)と大嶋紗織さん=7日、東京都港区の東京アメリカンクラブ
この記事を書いた人 Avatar photo 斎藤 学

 【東京】観光からより良い社会をつくることを目的としたジャパントラベルアワード2024(しいたけクリエイティブ運営)の表彰式が7日、港区の東京アメリカンクラブであった。県内からホテルパームロイヤルNAHA国際通り(那覇市)がLGBTQ+部門賞、沖縄ダイビングサービスLagoon(恩納村)がサステナブル部門賞に選出され表彰された。

 同アワードはただの観光地ではない「感動地」として多様性、公平性、包括性などの観点から審査。グランプリ、四つの部門賞、特別賞を選出する。今回は全国から163件の応募があり10件が部門、特別賞に選ばれた。

 パームロイヤルはLGBTQ+フレンドリーなホテルと宣明した取り組みが観光事業者の模範と評価された。Lagoonはサンゴを学び、苗を海に植え付ける魅力的な体験提供が評価された。式典には高倉直久副社長と、Lagoonの大嶋紗織さんが出席した。

 受賞あいさつで高倉副社長は「ダイバーシティアイランド沖縄の実現という私たちのホテルの経営理念を全国に広げていく活動に今後も継続的に取り組んでいく」と話した。大嶋さんは「受賞は恩納村の皆さんの支えのおかげだ。これからも今を生きる喜びを全身で感じられる素晴らしい体験を提供していきたい」と決意を込めた。

 グランプリには障がいの有無にかかわらず、誰でもマリンスポーツが楽しめる観光を提供するゼログラヴィティ(鹿児島県瀬戸内町)が選ばれた。

(斎藤学)