菊之露酒造(宮古島市、下地一盛社長)、久米島の久米仙(久米島町、島袋正也社長)、比嘉酒造(読谷村、比嘉兼作社長)の3社合同イベント「泡盛感謝祭 春爛漫(らんまん)へべれけ横町」が14、15の両日、那覇市泉崎の琉球新報社1階「あじま~る」で開催される。
3社による合同イベントは昨年8月に続き2回目。「昭和レトロ」をテーマに、ノスタルジックな装飾を取り入れ、若者や女性にもアピールする。炭酸やお茶、果汁などで割った各社のオリジナルメニューが1杯200円(税込)で提供される。那覇市内の居酒屋が出店し、泡盛に合うおつまみも販売される。
菊之露酒造の下地社長は「ライバル関係の3社だが、泡盛の出荷量が減少傾向にある中、協力して同じ目標に向かうことは重要だ」、久米島の久米仙の島袋社長は「3社は日頃から情報交換もしている。刺激し合いながら業界を盛り上げたい」と話した。
出品メニューは直前まで非公開で、比嘉酒造の比嘉社長は「他の2社がどんなメニューを出してくるのか楽しみ。開発チームも燃えている」と笑顔を見せた。
開催時間は午後4時~8時。各社の商品が当たる抽選会も予定されている。
(普天間伊織)