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沖縄のクロマグロ漁獲可能量、7.1トン追加配分 5月下旬の配分でシーズン逸する恐れも


沖縄のクロマグロ漁獲可能量、7.1トン追加配分 5月下旬の配分でシーズン逸する恐れも 水揚げされたクロマグロ(資料写真)
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 県は2日、県が管理する大型クロマグロ漁獲可能量が7・1トン追加され、2024年度前期(4~7月)の県への割り当てが154・6トンになったと発表した。

 5月下旬にも追加配分を予定。2回に分けられたため昨年同時期の配分(16・2トン)と比べ9・1トン減少している。

 現時点の漁獲実績は漁獲可能量の25・9%に当たる36トン。漁獲可能量の95%に達すると、県知事が採捕停止命令を出す。

 県によると、県内での主漁期が4月下旬~5月下旬のため、主漁期中の漁獲枠の確保が重要となるが、2回目の追加配分が予定されている5月下旬では時機を逸する恐れがあるという。

 県農林水産部の前門尚美部長は「来漁期に十分な漁獲枠が確保できるよう、国に強く訴えたい」とコメントした。


 (新垣若菜)