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5月8日はゴーヤーの日 生産日本一、沖縄をPRする食材に <ニュースはじめの一歩>


5月8日はゴーヤーの日 生産日本一、沖縄をPRする食材に <ニュースはじめの一歩>
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 Q 5月8日は「ゴーヤーの日」の日です。記念日が制定された経緯は?

 A 生産量日本一を誇る沖縄野菜の代表格であるゴーヤーを沖縄PRの材料にしようと、愛好家らでつくる「ゴーヤーの日制定実行委員会」が1996年に発足。同年に、語呂合わせの「5月8日」を記念日としました。当日は、名護市や那覇市、沖縄市など各地で講演会や制定を祝うイベントが開かれました。那覇の会場では歌手の前川守賢さんが2日前に完成させたというゴーヤーソング「ゴーヤーでGO」を披露し、盛り上がりました。

 Q 県産ゴーヤーの収穫量と出荷量は?

 A 農林水産省がまとめた2020年の「地域特産野菜の生産状況」によると、収穫量は7130トン、出荷量は6070トンで、どちらも全国一です。そのほか宮崎県、鹿児島県、群馬県、熊本県などでも多く出荷されています。消費の高まりとともに各県で品種開発が進み、沖縄県では群星、夏盛、汐風などがあります。

 Q おいしいゴーヤーを選ぶポイントは?

 A JAおきなわによると、イボのつぶれがなく、密着していて、色つやが良く、新鮮な緑色をしている物が良いとされています。また苦みを和らげるためには、ワタを取り、冷水にさらす、塩もみ水で洗う、さっとゆでるなどの方法があります。ビタミンCが他の野菜と比べ多く含まれ、150グラム食べると一日のビタミンC推奨量を摂取できます。ゴーヤーに含まれるビタミンCは加熱しても分解されにくいのが特長です。