沖縄発着路線を運航する主要航空4社は7日、今年のゴールデンウイーク期間(GW、4月27日~5月6日)の搭乗実績を発表した。搭乗者数の総数は前年同期比5%増の40万5686人と4年連続で前年を超えた。4月19日に発表した予約者数37万800人から3万4886人増えた。
新型コロナが5類に移行して初のGWとなった今年は、前年とほぼ同水準の入域があった。10日間の期間中に平日が3日挟まったことで、下り便のピークは4月27日と5月3日に分かれた。上りのピークは6日だった。
全日本空輸(ANA)の搭乗者数は前年比11・7%増の22万4416人。担当者は「今年のGW実績発表は前半と後半で分かれていたが、うまく分散してそれぞれで予約をいただけた」と話した。
日本航空(JAL)は前年比5・1%減の9万1937人だった。期間中に那覇―羽田線で20便の臨時便を運航した。
本土や県内路線を運航する日本トランスオーシャン航空(JTA)は7万7279人で同3・3%増となった。
県内路線の琉球エアーコミューター(RAC)は同11%減の1万2054人。間際予約はあったものの、搭乗率は61・4%にとどまった。
JALグループの担当者は「県外線は比較的順調だったが、県内離島路線が伸び悩んだ。県外客の久しぶりの沖縄旅行はまずは那覇と思ったのではないか」と分析した。
スカイマークは那覇発着路線が同0・8%増の5万7441人、下地島発着路線が同3・5%増の9970人だった。担当者は「昨年と同様、多くの方にご搭乗いただいた」と話した。
(與那覇智早)