やんばる農産物 ふんだんに なごアグリパーク新開店 景観にも活用


やんばる農産物 ふんだんに なごアグリパーク新開店 景観にも活用 記念式典でテープカットする沖縄JTBの桂原耕一社長(中央)、みらいおきなわの宮里尚社長(右から2人目)ら関係者=5日、名護市名護のなごアグリパーク
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 【名護】今年1月から全体的な改修が進められてきた名護市のなごアグリパークが5日、リニューアルオープンした。地元食材を使い世界の屋台料理をテーマにしたレストランカフェや、ゆったりくつろげるように椅子やデイベッドが配置された中庭が特徴だ。やんばるの農業の豊かさや食の恵みを伝えるため、食べられる植物で景観を作る取り組み「フードスケーピング」が全体のコンセプトとして導入された。

 レストランや中庭のほか、ショップやカフェもリニューアルされた。ショップでは屋我地島の塩を使ったフィナンシェなど、一手間加えたオリジナルブランドのスイーツも販売する。ショップの営業は24日から。

 沖縄JTBによると、フードスケーピングの導入は県内初。やんばるの農家から仕入れたマンゴーやミラクルフルーツなど約20種の植物が入口やスイーツガーデンなどに植えられている。地域の農産物を景観に組み込むことで、子どもたちが果実のなり方や生産者に興味を持つきっかけを作り、食育につなげることなどが狙いだ。

 なごアグリパークは名護市の農産物6次産業化拠点として2018年に開業した。今年4月から沖縄JTB(桂原耕一社長)とみらいおきなわ(宮里尚社長)の共同事業体が指定管理を受けている。指定管理者の変更に伴い、地域農家の応援と市民や観光客らのさらなる集客を目指し、改修が進められてきた。

 営業時間はレストランカフェが午前8時~午後6時。カフェとショップは午前10時~午後6時。いずれも年中無休。 

(武井悠)

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