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スマートシティ協 商品映像配信でPR 名護産野菜、販路拡大へ


スマートシティ協 商品映像配信でPR 名護産野菜、販路拡大へ 万寿農園の比嘉太嗣代表(前列左端)とマルエスファームの荘司幸一郎代表(同中央)、名護スマートシティ協議会の山根卓郎さん(中央列の左端)=12日、名護市のなごアグリパーク
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 【名護】地域課題の解決に取り組む一般社団法人名護スマートシティ協議会(林優子代表理事)は12日、リアルタイムで映像配信しながら商品を販売する「ライブコマース」を名護市のなごアグリパークで実施した。同会の初めての取り組みで、同市産の野菜の認知度向上と販路拡大を図る。NTT西日本沖縄支店(古江健太郎支店長)の協力で実現した。県内外の300人弱の人が視聴した。
 配信は、NTT西日本グループのライブコマースサービス「foove(フーブ)」を利用した。
 今回、万寿農園(比嘉太嗣代表)のゴーヤーとトマトを詰め合わせた「夏野菜セット」、マルエスファーム(荘司幸一郎代表)のスイートコーン3キログラムを各30セットずつ販売した。代表が生出演し、栽培のこだわりや食べ方などを紹介したことで、配信中に合計10点が売れた。
 比嘉代表は「自分の作った野菜を直接、消費者にPRできるいい機会となった」と話した。荘司代表は「コメント機能で消費者とやりとりできるのはうれしい」と述べた。
 協議会の山根卓郎さんは「今回は実証実験の段階だが、今後も続けていきたい」と意気込んでいる。 (玉寄光太)