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4月、沖縄地区貿易統計 161億円の輸入超


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 沖縄地区税関が22日発表した4月の管内貿易概況(速報)は、輸出総額が前年同月比84・1%減の42億6千万円、輸入総額が同6・4%減の203億7900万円で、差引額は161億1900万円の入超だった。輸出は2カ月ぶり、輸入は2カ月連続の減少だった。
 輸出額の減少は、原粗油などの再輸出品が前年同月比で247億6500万円(98・5%)減少したことが大きな要因。前年同月にアジア向けの大きな輸出案件があったことの反動減。他には台湾向けに船舶(23億3500万円)などの輸出があった。
 輸入額はオーストラリアからの液化天然ガス(LNG)が最も多い67億1200万円、前年同月比9・4%増だった。2番目に大きかったのは石炭だが、輸入単価が同25%下がったことなどを背景に、金額は同46・0%少ない30億4300万円だった。 
  (島袋良太)