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沖縄セルラー グランプリ表彰 沖縄広告協 地元紙に「生物多様性」


沖縄セルラー グランプリ表彰 沖縄広告協 地元紙に「生物多様性」 第42回沖縄広告協会賞で総合グランプリに輝いた沖縄セルラー電話の菅隆志社長(右から2人目)ら=22日、那覇市の沖縄産業支援センター
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄広告協会は22日、那覇市の沖縄産業支援センターで第42回「広告賞」の贈賞式を開いた。総合グランプリは新聞シリーズ部門で金賞を受賞した沖縄セルラー電話の「生物多様性沖縄2紙マルチ新聞広告『わたしたちが、絶滅危惧種になるまえに。』」が輝いた。
 作品は電通沖縄が制作し、2023年9月24日付の琉球新報と沖縄タイムスにそれぞれ11面掲載した。人類にとって未来の財産となる沖縄の生物多様性の価値を伝えることを目的に、琉球新報は「陸」、沖縄タイムスは「海」を中心に生息する生き物を2紙の広告枠を同日にジャックし、原寸大で掲載した。
 講評で宮國薫子審査委員長は「県民や世界の豊かな生活を裏付ける生物多様性を守っていく強い意志が表れていた」と評した。
 受賞あいさつで沖縄セルラーの菅隆志社長は「沖縄の美しい固有種、希少種、絶滅危惧種を後世に残すのが責務だと考えていた。生物多様性情報を網羅したアプリを浸透させるいい機会だとも思った」と広告の狙いを紹介し、受賞を喜んだ。
 今回の広告賞は全17部門に226点が応募し、46作品が入賞。講評では他にオリオンビールのテレビ広告「ザ・ドラフト おかえりオリオン篇」、県国民健康保険団体連合会の「認知症スポットCM」、エイアンドダブリュ沖縄の「A&W OKINAWA60th BOOK」、県の「Be Okinawa 私だけの沖縄 みつけた」などの高得点作品が紹介された。 (島袋良太)