完成までわずか0・305秒―。六面立体パズル「ルービックキューブ」を高速で解くロボットがギネス世界記録に認定されたと、三菱電機が23日発表した。スローモーションの映像でなければ識別できない早業で、米国の研究者らが打ち立てた従来記録を0・075秒更新。ユーチューブの公式チャンネルで公開した。
人工知能(AI)によって色が似ている赤とオレンジのパズルキューブを瞬時に見分け、最短の手数でそろえられる回転手順を解析。高精度のモーターを使用して0・009秒で90度回転できるようにした。
若手の技術者たちが世界記録への挑戦を発案し取り組んだ。今回のロボット開発で得た知見を、工場のIT化や省エネルギー化に使う機器の性能向上に生かす方針だ。開発に加わった徳井太央貴さんは「わくわくする挑戦を続け、より良い製品を届けたい」とコメントした。
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六面立体パズル0.3秒で 三菱電ロボ、ギネス認定
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琉球新報朝刊
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