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長期金利上昇1・005% 異次元緩和前水準に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 24日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(374回債、表面利率0・8%)の終値利回りは前日より0・005%高い1・005%だった。2012年4月以来、12年ぶりの高さで、黒田東彦前日銀総裁が始めた「異次元金融緩和」以前の水準に戻った。
 前日に米長期金利が上昇したことを受けて、日本国債が売られ、利回りが上がった。日銀が金融政策の正常化を進め、国債の購入額を減らすとの思惑も金利上昇圧力となった。