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トレーラーの 通行規制緩和 国交省


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 国土交通省は、大型トレーラーなどの通行規制を試験的に緩和した。道路損傷を防ぐため一部の橋では通行を夜間9時間に限定しているが、11時間に拡大。物流の停滞が懸念される「2024年問題」に対応し、大量の荷物を運べる車両を使いやすくする。1年程度試行し、本格導入を検討する。
 大きさや重量が一定以上のトレーラー、トラックなどは「特殊車両」と呼ばれる。頻繁に走ると道路に負荷がかかって、ひび割れや陥没につながる恐れがあり、通行には道路を管理する国や自治体などの許可が必要。一部の橋は通行可能な時間帯を午後9時~翌午前6時に限定している。一方、トラック運転手の不足に伴い、輸送力の高い大型車の通行は増えている。22年度の許可件数は17年度の1・3倍だった。