有料

小型や米国製産業用を導入 新たな市場へ参入可能に ドローンフュージョン 株式会社


小型や米国製産業用を導入 新たな市場へ参入可能に ドローンフュージョン 株式会社 高性能ドローンで短納期・高品質化を実現
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ドローンフュージョン株式会社は、「ハイクオリティーな撮影」をミッションに掲げ、2022年3月に創業しました。ドローンを使用したCMやミュージックビデオの空撮サービス、測量・土木工事の進捗(しんちょく)状況の空撮などを手掛けています。
 ドローンビジネス業界は、エンターテインメント分野、公共工事、測量、大規模建築物の点検需要など、市場が拡大しています。
 同社は、ドローン技術には自信があるものの、新市場への参入には、エンターテインメント用ドローンとプログラミング技術の導入、ドローンの飛行時間の長時間化、点検用カメラの高性能化が課題でした。
 そこで、ものづくり補助金を活用し、ドローンショー用の小型ドローンおよび米国製産業用ドローンを導入しました。
 ドローンショーは、音楽や演出に合わせた飛行プログラムを習得したことで、新サービスとして提供が可能となりました。また、測量・点検サービスでは、導入した米国製の高性能産業用ドローンの搭載カメラが有効画素数6100万画素あり、撮影精度が格段に向上し、今までの3倍の高度100メートルから撮影が可能となったことで、撮影範囲が拡大しました。これまでは低高度のため、数回に分けていた撮影作業が1回で済むようになり、作業時間が大幅に短縮し、短納期での測量需要に対応できるようになりました。
 これらの取り組みにより、同社は、新たな市場への参入が可能となりました。砂川盛孝社長は、「安全で安価なドローンショーの提供や、測量や点検サービスの短納期・高品質化が図れたことで、業界での地位向上と受注機会の拡大を進めていきたい」と述べています。
  (第2・4日曜掲載)
ドローンフュージョン株式会社 代表取締役 砂川盛孝 宜野湾市志真志1の13の17の201 電話098(893)0188