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月例景気判断 5月据え置く 「緩やかに回復」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 政府は27日、5月の月例経済報告を公表し、国内の景気判断を「このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している」で据え置いた。同一表現は4カ月連続。個別項目では、前月まで活動が低下しているとしていた生産を「持ち直しの動きがみられる」に引き上げた。認証不正問題で停止していた自動車の生産の再開を踏まえた。
 輸入は「このところ弱含んでいる」から「おおむね横ばいとなっている」に引き上げた。中国からの輸入増を反映した。公共投資も「底堅く推移している」から「堅調に推移している」に引き上げた。
 円安による輸入物価上昇により、国内企業物価は「横ばいとなっている」から「このところ緩やかに上昇している」に表現を変えた。
 世界経済は「一部の地域において弱さがみられるものの、持ち直している」を維持した。