琉球セメント(浦添市)が4日発表した2024年3月期決算は、売上高が前期比5.5%(8億500万円)増の153億5400万円、経常利益が同3.5倍(8億9400万円増)の12億4800万円、純利益が同3.9倍(7億3300万円増)の9億9千万円だった。資源・エネルギーコストの高騰に伴うセメント価格の改定や全社的なコスト削減などにより、増収増益となった。
連結(子会社10社)の売上高は同7.2%(11億9100万円)増の176億4100万円、経常利益は2.6倍(9億4700万円増)の15億4800万円、純利益は同2.3倍(6億7200万円増)の11億9400万円だった。
4日の取締役会では、専務に常務の新垣秀人氏(56)、新たな取締役に営業部長の山里将吾氏(50)が昇格する役員人事を内定した。
非常勤取締役は琉球銀行頭取の島袋健氏(60)が退任し、同行常務執行役員の渡名喜郁夫氏(55)が就く。非常勤社外監査役は大同火災海上保険専務の川上澄則氏(59)に代わり同社常務の松川貢大氏(56)、沖縄海邦銀行取締役の湖城誠一郎氏(61)の辞任に伴い同行執行役員の上地知朗氏(58)を選任。21日の株主総会と取締役会で正式決定する。
(與那覇智早)