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沖縄空港ビルディング、専務に山川氏 2期連続の増収増益、23年度決算<人事>


沖縄空港ビルディング、専務に山川氏 2期連続の増収増益、23年度決算<人事>  山川 哲男氏
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 那覇空港ビルディング(NABCO、安里昌利社長)は4日、2023年度決算を発表した。売上高は前期比25.8%増の132億3300万円、経常利益は同80.2%増の49億600万円、純利益は同79%増の34億1200万円で2期連続の増収増益となった。

 コロナ禍で抑制されていた旅行需要の回復や、空き区画への入居に伴う家賃・施設使用料の収益増加などが影響した。那覇空港乗降客数は、国内線が1745万人で前期比10.3%増加。国際線は同約5倍の202万人となったが、コロナ前と比較し5割程度だった。

 前年度で国際線保安検査場を約2.5倍に拡張する工事が完了し、本年度末には南側新立体駐車場(約1200台規模)の整備に着手する。

 役員人事は、3月に専務を退任した平敷達也氏(60)の後任に県企画部参事監の山川哲男氏(58)が就任する。社外取締役は3月に退任した岡栄作氏(61)と窪田啓一郎氏(59)に代わり、日本航空沖縄空港支店長の大竹勇次郎氏(56)と全日本空輸沖縄空港支店長の小安土宗勲氏(55)が就く。社外監査役には大同火災海上保険専務の川上澄則氏(59)に代わり、同社常務の島田勉氏(57)が就く。21日の株主総会、取締役会と監査役会で正式に決定する。

 (與那覇智早)