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東証大幅反落712円安 日銀の政策不透明感重荷


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 週明け17日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅反落した。終値は前週末比712円12銭安の3万8102円44銭。日銀の金融政策の先行き不透明感や欧州の政局不安定化が、投資家心理の重荷となった。積極的に買い進める新規材料は乏しく、終日売り注文に押された。
 東証株価指数(TOPIX)は46・60ポイント安の2700・01。出来高は約15億7千万株だった。日銀は前週末の金融政策決定会合で、国債の買い入れ減額を決めた。ただ減額の規模やペースといった具体策の決定は7月会合に先送りしたため、金融政策の先行きが見通せないとして、投資家のリスク回避姿勢が強まった。