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沖縄協同青果 3月期増収増益 県産野菜入荷が順調


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 沖縄協同青果(浦添市、濱川昌二社長)は18日の株主総会で、2024年3月期の決算と役員人事を承認した。青果市場の取扱数量は前期比2・6%減の4万5091トンで売上高は同2%増の124億6414万円だった。経常利益は同約2・3倍の2797万円で増収増益だった。
 野菜は取扱数量は同3・3%減の3万7307トン、売上高は同1・6%増の92億1651万円だった。県産キャベツやレタスの入荷は順調だった一方、県外産は天候不順の影響でキャベツやレタスが入荷が減り、トマトは品薄だった。
 果実は県外産の取り扱いが伸び、取扱数量は同1%増の7784トン、売上高は2・9%増の32億4763万円だった。県内産はパイン、パッションフルーツが観光需要の回復で販売展開が増加したが、スイカやタンカンなどは台風の影響で入荷が減った。
 役員人事では、県農林水産部の久保田圭農政企画統括監(56)、JAおきなわの宮平司経営管理委員会副会長(66)、那覇青果物卸商事業協同組合の磯辺敏雄管理部長(62)が新たな取締役に就いた。 (新垣若菜)