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財務省、国債発行見直し 10年以下の増額検討


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 財務省は国債の発行割合を見直して償還までの期間が10年を超える超長期国債の発行額を抑え、10年以下の国債を増やす検討に入ったことが20日、分かった。国債の買い入れ額を減らす日銀の方針を受け、銀行などの機関投資家が購入しやすくする。だが償還までの期間が早い国債が増えると金利上昇の影響を受けやすくなり、国の利払い費が膨らむ恐れがある。
 21日に開かれる財務省の研究会で有識者が提言する。財務省は2025年度の国債発行計画にも反映させる方針だ。